みなさんこんにちは。今日は私がハングル能力検定3級に合格した際の勉強法とテキストをご紹介します。
どんな人のための記事?
・ハングル能力検定3級に挑戦しようと思うけど、何から始めたらいいかわからない人
・テキストはどれが何冊必要なのかわからない人
・短期間の勉強でも3級に合格したい人
ハングル能力検定とは
簡単にまとめると、日本語が母国語の人が、1から韓国語を学ぶ場合でも受けやすい検定試験です。
・韓国・朝鮮語検定では、日本で一番歴史が長く、唯一日本語母語話者のための検定試験。
・全国主要都市の会場と全国各地に準会場を設置。
・1999年9月に「特定非営利活動法人」として、東京都の認可取得。
・多数の高校、大学等で当検定資格を単位として認めている。
・2012年12月より1級合格者が通訳案内士試験の韓国語筆記試験免除対象になるなど、上級合格者の資格活用の幅が広がっている。
・語学教室の開講、講師就任、翻訳・通訳業、企業での採用条件としている 。・東京都では語学ボランティアを採用する際の基準にしている。
ハングル能力検定協会HP
ハン検(*)は日本語母語話者が「ハングル」を習得し、日本語での自然な対訳までを出題範囲とする点が特徴です。
ハングル能力検定協会HP
*ハン検とはハングル能力検定試験の略称です。
私は1から韓国語を学び始めた人だったので、5級から受けました。
問題文が日本語なので、
「はじめての検定🙁でも、ハングル能力検定なら私も合格できるかも」と思わせてくれる
日本人にとって取り掛かりやすい検定試験です。
ハングル能力検定はいつ実施される?
「ハングル」能力検定試験は年に2回実施されます。各回の実施日は協会HPをご確認くださいね。
春季 | 秋季 |
---|---|
6月 第1日曜日 | 11月 第2日曜日 |
ハングル能力検定は何級まである?
難易度は5級が一番低く、初心者は5級から始めます。
その後、4級→3級→準2級→2級→1級と進んでいきます。
ハングル能力検定3級のレベルと合格点
ハングル能力検定3級のレベル
下記は協会HPに記載されている3級のレベルです。
60分授業を160回受講した程度。
ハングル能力検定協会HP
日常的な場面で使われる基本的な韓国・朝鮮語を理解し、それらを用いて表現できる。
・決まり文句以外の表現を用いてあいさつなどができ、丁寧な依頼や誘いはもちろん、指示・命令、依頼や誘いの受諾や拒否、許可の授受など様々な意図を大まかに表現することができる。
・私的で身近な話題ばかりではなく、親しみのある社会的出来事についても話題にできる。
・日記や手紙など比較的長い文やまとまりを持った文章を読んだり聞いたりして、その大意をつかむことができる。
・単語の範囲にとどまらず、連語など組合せとして用いられる表現や、使用頻度の高い慣用句や慣用表現なども理解し、使用することができる。
ハングル能力検定協会HP
ハングル能力検定3級の出題形式
3級は、聞き取り試験30分、筆記試験60分の順で続けて実施されます。
※マークシート形式です。
聞き取り問題 30分
大問1〜5 全20問(40点)
イラスト問題 | 2問 |
応答・内容理解問題 | 18問 |
筆記問題 60分
大問1〜12 全40問(60点)
発音問題 | 2問 |
語彙・文法問題 | 22問 |
漢字問題 | 3問 |
読解問題 | 6問 |
翻訳問題 | 6問 |
合格ライン
聞き取り40点・筆記60点の100点満点で、60点以上が合格です。
(意外と合格ラインは低いな、というのが私の印象です。みなさんはどうでしょう?)
短期間で合格を目指すためには何時間・何の参考書が・何冊必要?
実際に私が合格するまでの参考情報を記載したいと思います。みなさんの参考になれば嬉しいです◎
というより、私が勉強した中で「こうすればもっと効率良くできた!」と感じたことがしばしばあったので、是非同志のみなさんにもお伝えしたい一心です。
ちなみに私は57回ハングル能力検定試験で93点/100点でした。成績通知票は下記。
私の韓国語レベル
まず、前提として私は日本生まれ日本育ちの、普通の会社員です。
BTSにハマってドがつく初心者でしたがハングルから勉強し始めてハングル検定5級から順々に3級を受けるところまでやってきました。
ちなみに日常で韓国語を使う機会はもちろんゼロ。
3級検定の4ヶ月前には、4級合格レベルに到達していました。
コツコツ参考書と過去問(+BTS❤︎+韓国ドラマ)で勉強しました。
検定試験の何ヶ月前から勉強を始めればいいの?何時間勉強すればいいの?
私は3級の検定試験の2ヶ月前から始めました。
2ヶ月間は毎日最低2時間は韓国語を勉強しました。
平日は毎日2時間、週末は必ず土日どちらかは4時間です。時間に直すと大体128時間。
もっと前からしなくていいの?
という問いには「するに越したことはありません。」という回答になります笑。
ハングル能力検定(というか語学全般)は暗記がベースです。
しかし暗記したことは、日々繰り返し練習・勉強しなければ忘れてしまいます。
もち子は日本在住のサラリーマンですので韓国語を朝から晩まで聞いているわけではなく記憶を維持できないので、短期集中型となってしまいました😇
「じゃあ検定が終わったら、もち子韓国語ほぼ忘れてるやんw」というツッコミには「半年後に準2級受けるし定着させてみせるぜ💪」というお答えで返します。笑
使用したテキストは4冊。
何のためにどのテキストが必要か簡単にまとめます。
この4冊で試験は合格できるレベルまで持っていけます。
①「ハングル」能力検定試験3級完全対策
②キクタン韓国語初中級編: 聞いて覚える韓国語単語帳
③hanaの韓国語単語〈初中級編〉ハン検3級レベル
④過去問(2019年度版以降のものどれでも)1冊
参考書の注意点をそれぞれ説明します。
①「ハングル」能力検定試験3級完全対策
はい。まず1冊手に取っていただきたいのはこの参考書です。
Step1から4まで構成されていて、内容は下記です。
Step1 プチ模擬試験
Step2 3級必修項目
Step3 合格徹底ドリル
Step4 模擬試験(2回分)
おすすめの学習順番
Step2→Step3→Step1→(Step2、3復習)→Step4がいいと思います。
Step1はStep4の模擬試験の前に練習問題として解いていました。
(自分のレベルを確認するためのものらしいのですが、この本を初めて開く時、自分のレベルが3級に到達していないことは分かりきっているので・・)
Step2を学習した後、Step3ドリルを解きます。
注意点
⚠️「Step3ドリルの問題・解説の中で、知らない単語・慣用句等は絶対に覚えること!」
私はひたすら必修項目の例文を覚えてからドリルに移ったのですが、ドリルに出てくる知らない単語や言い回しに驚きました。解説で初めて知る。必修項目に載っていない慣用句😇。しかもこの載っていないものが過去問でよく出ている。
なので、絶対に解説は読んで覚えて下さい!
⚠️リスニング問題は繰り返し聴き、書き取れるぐらいになる方がベター
韓国語に耳が慣れていない場合は、問題を何度も聞き、慣れさせましょう。
②キクタン韓国語初中級編: 聞いて覚える韓国語単語帳
必修単語はこの一冊で網羅されています。全て覚えて試験に臨んだので、すごく役に立ってくれました。
注意点
⚠️CDを聴きながら単語を覚えること
単語の発音は検定の問題にも出てきます。
鼻音化・連音化・濃音化など変則があるので、CDで発音を確認して耳から覚えたほうがいいです。(私はハングルのスペルから覚えてしまい後で苦労しました。。)
⚠️CDに格納されているのは「単語」だけ
例文はCDに格納されていないのです。
ご存知かと思いますが、接続されるハングルによって単語も発音が変わります🥲
リスニング強化のために例文にも耳を慣らす必要があります。そのためにhanaの韓国語単語が必要だと思ったので、下記に記載しました。
⚠️2008年発行のキクタンでも大丈夫!
このシリーズは実は2011年2月発行のものと2008年7月発行のものがあります。
私は2008年7月発行のもので勉強しましたが、全く問題なかったです。
内容に差はないというレビューを元にこちらを購入しました。
③hanaの韓国語単語〈初中級編〉ハン検3級レベル
注意点
⚠️必須単語が全て網羅されているわけではない
私は最初この③だけで学習していましたが、①のドリルを解くたびに違和感。
「あれ?これ③に載っていない単語だ・・」ということが頻発。慌てて②を購入しました。
そう。このhanaの韓国語単語だけでは3級検定に出題される単語が網羅されていないのです!
よって、単語を網羅するには②は必須です。
ではなぜhanaの韓国語単語が必要か?答えは2点目の注意点。
⚠️単語+例文がCDに格納されている
この冊子付属のCDには単語だけでなく例文も格納されています。
韓国語のリスニング力を鍛えるのに大いに役立ってくれたので、②だけでなくこちらの単語帳も併せて勉強するのがお勧めです。
④過去問(2019年度版以降のもの)1冊
過去問は2019年度以降のものであればどれでもいいので1冊(2回分)は解いたほうがいいと思いました。
今回私は2019年度の過去問2回分を解いて57回検定試験に臨みましたが、過去問から出ている問題は多いと感じました。何より①のドリルと模擬試験2回分だけだと不安だと思います。
ただ、過去問は4回分・5回分も必要かと言われればそうではないと思います(私も2回分のみで合格したので)。
注意点
⚠️2019年度以降の過去問を解くほうが良い
ハングル能力検定は第50回以降問題形式が変わった(※)ので、解くなら2019年度以降のものの方が効率的です。
「従来の各級レベルの目安と合格ラインはそのまま」とのことなので単語集などは2018年以前発行のものでも使えるという認識です。ただ問題形式に慣れるため過去問は2019年度以降のものを使用することをお勧めします。
※2018年春季第50回 ハン検からの実施要項変更のお知らせご参照
⚠️解説が重要。解説を必ず読み、知らないことは覚えること
とにかく解説が重要です。答え合わせだけでなく、何をどう間違えたのか、なぜ間違えたのかを解説を読んで復習してください。
ハングル能力検定協会が記載している解説はとても分かりやすく、また、「正答率が低かった」などの記載もあるので「間違いやすい問題」がどれか分かります💡
⚠️大問4・5の少し長い文章のリスニング問題は特に、繰り返し聴き、書き取れるぐらいになる方がベター
ここでも繰り返しになりますが、長い文章は聴き慣れない人が多いと思います。
韓国語に耳が慣れていない場合は、問題を繰り返し聴き、慣れさせましょう。
まとめ
どんな人のための記事?
・ハングル能力検定3級に挑戦しようと思うけど、何から始めたらいいかわからない人
・テキストはどれが何冊必要なのかわからない人
・短期間の勉強でも合格したい人
この記事で皆さんに伝えたいこと。
①必要勉強時間は2ヶ月間。
②必要なテキストは4冊。
テキスト4冊は以下。
①「ハングル」能力検定試験3級完全対策
②キクタン韓国語初中級編: 聞いて覚える韓国語単語帳
③hanaの韓国語単語〈初中級編〉ハン検3級レベル
④過去問(2019年度版以降のものどれでも)1冊
少しでも皆さんの参考になればと思います◎
最後まで読んでくださりありがとうございました!
これからも一緒に頑張りましょう!♡
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