切迫早産になったけど無事予定日に生まれた話　妊娠体験記　子宮頸管の長さを時系列に整理してみた

みなさんこんにちは、新米ママのもちこです🌸

今回は切迫早産診断された私の出産体験を書いておこうと思います。

どんな人向け？
切迫早産とは
私の場合
1. 私の状態
切迫早産の診断まで
1. 振り返って
里帰り後（切迫早産診断後）
おわりに

どんな人向け？

・切迫早産と診断されたママやそのご家族
・今妊娠中のママ

私が切迫早産になったとき、ちゃんと予定日までお腹に赤ちゃんがいてくれるかどうか、本当に不安で毎日毎日ネットサーフィンしていました😅

いつ、どれぐらい、どうやって‥切迫早産になったのか、そしてそういう方はいつ出産することになったのか。

少しでも多く体験談を読んで安心したかったのかもしれません。

私のように不安に思っているママに、私の体験談が少しでも参考になればと思います🌷

切迫早産とは

この記事をご覧いただいている方はもうすでにご存知かと思いますが、切迫早産とは、下記のことを指します。

切迫早産とは、早産（赤ちゃんが早く生まれる）危険性が高い状態のことです。
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=5

子宮収縮（お腹のはりや痛み）が規則的かつ頻回におこり、子宮の出口（子宮口）が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態のことです。破水が先に起きたり、同時に起きたりすることもあります。
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=5

早産とは、

日本では妊娠22週0日から妊娠36週6日までの出産を早産と呼びます。

妊娠22週未満の出産は流産といい、早産とは区別されます。妊娠22週で生まれた場合、早産となりますが赤ちゃんの体重は500 g前後で長期間の新生児医療（新生児集中治療室での治療）が必要となり、また、早く生まれた赤ちゃんほど、後で重篤な障害が出現する可能性が高くなります。
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=5

37週以降に生まれて来れるよう、赤ちゃんには長くお腹の中にいてもらわなければならなりません。

しかし、切迫早産は赤ちゃんがまだ生まれる準備が整っていない状態で生まれてしまう「早産」になる可能性が高い状態ということになります。

早産になりやすい人とは

・これまでの妊娠で早産になったことのある方
・子宮頸部（子宮の出口）の病気（子宮頸癌や異形成という病気）のために円錐切除術という子宮頸部を切り取る手術を受けた方
・多胎（双子や三つ子など）や細菌性腟症（腟内の感染の一つ）の方
・妊娠中の検査として、超音波検査で子宮の出口が短くなっている方
（日本産科婦人科学会HP）

切迫早産の判断基準は？

ガイドラインによると、「妊娠22週0日から妊娠36週6日までの妊娠中に、規則的な子宮収縮が認められ、かつ子宮頸管の開大度・展退度に進行が認められる場合、あるいは初回の診察で子宮頸管の開大が2cm以上となっているなど、早産となる危険性が高いと考えられる状態と判断する」場合、切迫早産と診断します。
https://www.hiro-clinic.or.jp/nipt/imminent-preterm-birth/

つまり、子宮頸管が短くなってくると切迫早産と判断されると言うことです。

子宮頸管とは、子宮と腟をつなぐ”頸”の部分です。

わかりづらいので画像で示すと、下記部分が子宮頸管です。

子宮頚管の長さは４㎝程度。この長さが２.５㎝を切ってしまうと、「切迫早産ですね。できるだけ安静にしてください」とアドバイスされるようになります。施設によって違いがありますが、２.5㎝を切ると「入院しましょう！」と言われる可能性が高くなります。
ゼクシィベビー

後述しますが、私は子宮頸管の長さが2.8cmになって切迫早産の診断をされました。

切迫早産の治療は？

切迫早産の治療では、子宮口が開かないようにするために、子宮収縮を抑える目的で子宮収縮抑制薬（はりどめ）を使用することがあります。また、切迫早産の原因の一つでもある細菌による感染が疑われれば抗菌薬を使用することもあります。子宮収縮の程度が軽く、子宮口があまり開いていない場合は外来通院による治療でもいいのですが、子宮収縮が強く認められ、子宮口の開大が進んでいる状態では、入院して子宮収縮抑制薬の点滴治療を考慮します。
https://www.hiro-clinic.or.jp/nipt/imminent-preterm-birth/

私はウテメリンという収縮抑制薬を処方してもらっていました。

私の場合

妊娠29週5日／妊娠8か月時点で、子宮頸管の長さが2.8cmだったので、切迫早産の診断を受け、その日から仕事をお休みすることになりました。

結果的に3,200gの元気な女の子が、なんと予定日ぴったりに生まれたので、私は切迫早産の診断を受けたものの、無事に乗り切ったケースと言えると思います。

私が出産までどんなふうに過ごしたか、どういった指示を受けたか、などをまとめてみましたので、不安に思われている妊婦さんやご家族の参考に少しでもなればと思います。

あくまで私個人の場合なので、担当の先生とよく相談して指示に従ってくださいね🌸

私の状態

・初産、29歳
・子宮頸管の長さのみが問題
・子宮が開いている、感染症、などではない
・検診で子宮頸管以外の指摘懸念事項なし
（34週目に里帰り予定）

通常の仕事は下記の通りです。

・全日リモートワーク
・勤務時間8時〜20時
・主な仕事内容　パソコンでの作業、電話応対
・勤務時間中はデスクワーク

切迫早産の診断まで

子宮頸管が突然2.8㎝になったわけではなく、徐々に短くなっていっていて、先生から検診のたびに指摘されていたので、切迫早産の診断はサプライズではありませんでした😅

子宮頸管の長さと検診での指示事項、それに対する私の行動を時系列で並べてみました。

あくまで私が通っていた病院の指導内容なので、参考程度にとどめてくださいね。

個人の子宮頸管の長さや子宮口の柔らかさなどを総合的に見て指導や判断されることだと思います。

週数	子宮頸管の長さ（㎝）	指示事項	私の行動
22週3日	4㎝	長時間歩き回ったりしないように	・近くへの買い物などはしていた・仕事は通常通り
25週3日	3.5㎝	・張ったらウテメリンを飲むように・安静に	・3日に1回程度は張りのためウテメリンを飲んだ・極力家の中で過ごした・仕事は通常通り
28週3日	3㎝	・毎日3回ウテメリンを飲むように・絶対安静に・これ以上短くなったら里帰り不可	・指示通りウテメリンを飲んだ・トイレ、シャワー以外横になった・仕事も極力横になって休みながら行なった
29週5日	2.8cm	・毎日3回ウテメリンを飲むように・絶対安静に・仕事はリモートでも不可・翌週には里帰りするように	・指示通りウテメリンを飲んだ・トイレ、シャワー以外横になった・仕事を休職

振り返って

２つ反省点があります。

①「安静」の意味をとり違い
②お腹の張りに気づけていなかった

①「安静」の意味をとり違い

「安静に」と言われたので外に出なければいいんだと思い、家事をしつつ普通にデスクワークしていました。これは間違いでした。

安静にというのは必要最低限以外は横になっている（座ってるのもダメ）ということだったんですね‥私が馬鹿でした😩

②お腹の張りに気づけていなかった

子宮が収縮するとお腹が張ってくるのですが、私は張りの認識が甘く、3.5㎝の時点で「張ってきたら飲んで」と言われたウテメリンを然るべきタイミングで飲めていなかったなと思います。

張ってきているな、と気づけていなかったんですね。

３日に１回って少なすぎますよね😅

結果、収縮を抑制することができず、早い段階で3㎝まで短くなってしまいました🙁

里帰りするために

里帰りするまでにどんどん子宮頚管が短くなっていたので「このままだと里帰りできずに入院することになってしまう」と思った先生が早めに切迫早産の診断をしてくださいました。

私自身としてはリモートだしシャワーやトイレ以外横になって安静にしているからもう少し長く働けるだろう、と余裕をぶっこいてましたが、先生からしたらとんでもない！という感じでしたね…😅

里帰り後（切迫早産診断後）

その後里帰りした産院では下記の通りの指示を受けたので、基本的には安静にしていました。

35週を超えたあたりからは、もう動いて問題ないという指示を受けることができました🌸

週数	子宮頸管の長さ（㎝）	指示事項	私の行動
31週2日	3cm	・毎日3回ウテメリンを飲むように・安静に	・指示通りウテメリンを飲んだ・トイレ、シャワー以外横になった
33週3日	3cm	・毎日3回ウテメリンを飲むように・安静に	・指示通りウテメリンを飲んだ・トイレ、シャワー以外横になった
35週2日	2.5cm	・家事や散歩など動いてOK	・家の中で過ごした・家事は手伝った
37週以降	不明	・スクワット、階段昇降や雑巾掛けもしてみてOK	・買い物や外食に繰り出した